JR東海、長寿命でコストの安い新型電子踏切装置を開発 - 2017年4月から導入

JR東海はこのほど、より高い安定性・信頼性を有する「新型電子踏切装置」を同社小牧研究施設において開発したと発表した。

JR東海が開発した「新型電子踏切装置」とは?(写真はイメージ)

同社の説明によれば、踏切装置には電磁石を用いる機械式踏切とコンピューターで制御する電子踏切の2種類があり、同社管内の警報機がある踏切約1800カ所のうち、約75%が電子踏切、約25%が機械式踏切だという。

新型電子踏切装置は、従来の電子踏切よりも耐久性に優れ、製作・施工・メンテナンスのどの段階においても経費を削減できるという特徴を持つ。故障や破損の原因となる雷に対処するため、設計自体を見直して配線や機器配置を工夫し、過電流を回避しやすくした。温度変化による制御回路の金属接合部分の劣化を防ぐため、制御回路もコーティング。踏切装置を格納する器具箱の耐熱・排熱性能も向上し、温度変化に強い仕様とした。

これらの対策により、故障リスクが減少して高い安定性が確保されるとともに、装置寿命も約30%延びるという。

また、従来の電子踏切は高度な情報処理能力が必要な駅構内用と、より簡易な駅間用の2種類に分かれていたが、高性能な汎用集積回路を採用することでこれを1種類に共通化。使用する部品や取扱方法、メンテナンス方法が一本化され、施工時やメンテナンス時の作業効率が向上する。1種類に統一されることで製作コストも下がり、装置本体1台あたりの製作費は従来に比べて約25%安くなるという。2017年4月以降、管内の警報機のある踏切1,800カ所で順次、新型電子踏切装置の整備を進める。

※写真は本文とは関係ありません。

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