日本マイクロソフトは、Office 2016とOffice 2013が同一PC内で共存できない問題を解決した、Office更新プログラムを配信開始した。

従来、Office 2016製品とOffice 2013製品は同一PC内に共存できない仕様だった。これは、ひとつのPC内に、同じインストール方法(クイック実行形式、C2R)で異なるバージョンの製品をインストールできない仕様であるため。例えばPowerPoint 2013がインストールされているPC内に、Office Personal 2016をインストールすると、PowerPoint 2013がアンインストールされる、という状況になっていた。

今回、製品の仕様を変更し、Office 2016製品とOffice 2013製品の共存が可能となった。最新版Officeを利用すると、Office 2016製品とOffice 2013製品を同一のPCにインストールできるようになる。最新版は、ビルド番号が[16.0.7369.xxxx]、もしくは[7369]の4桁の数字部分が、[7369]よりも大きい番号のもの。ただし、新しい仕様でも、Excel 2013とExcel 2016など同一製品については共存できず、最新版のExcel 2016のみ利用できる。

使用しているOffice 2016製品のバージョン確認は、Office製品の[ファイル]メニュー→[アカウント]で表示される「Office 更新プログラム」から行える。また、手動で最新Officeに更新したい場合は、「Office 更新プログラム」のアイコンをクリックし、「今すぐ更新」を選択することで更新できる。

Office 2016製品のバージョンを確認する方法(図:日本マイクロソフト)