ぐるなびは9月27日、「ぐるなび加盟店(飲食店)」「ぐるなび中国人ユーザー」を対象としたアンケート調査の結果を発表した。

中国人観光客の目的、「買い物」から「食」へ

直近1年で外国人客の来店があった飲食店は83.0%。業種別では、「ダイニングバー・ビアレストラン」の91.0%が最も多く、次いで「和食」の89.8%となった。1年前と比べて外国人客が増えた飲食店は44.0%。増えた割合が最も高かった業種は「焼き肉・ホルモン・エスニック」で62.1%だった。

外国人客のランチの平均単価は1,644.6円、ディナーは4,161.5円。業種別では、ランチ・ディナーともに「和食」が最も高く、ランチが2,500.0円、ディナー5,833.3円だった。一方、最も安いのは「ダイニングバー・ビアレストラン」でランチ750円、ディナー2,579円となった。

地域別では、ディナーが最も高かったのは「欧米諸国」の来店が多いと答えた店舗で4,537.7円。ランチは「台湾」の来店が多いと答えた店舗で1,944.4円となった。

外国人客全体の平均単価 左:業種別、右:地域別

過去、5年以内に日本観光の経験がある中国人に直近の来日目的を聞くと、1位「買い物」、2位「日本の食を楽しむこと」、3位「名所観光」との順に。一方、次の日本旅行で重視したいことは、1位「日本の食を楽しむこと」、2位「買い物」となり、食が買い物を上回った。

中国人客が日本で最も楽しみたい外食を尋ねると、温泉宿やホテルでの豪華な料理より、普通の店や郷土料理、食体験への関心が高いことがわかった。

調査時期は2016年9月、有効回答はぐるなび加盟店422店、ぐるなび上海ユーザー173人。