ソニーは16日、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」シリーズ用のライティングシステムとして、電波式ワイヤレスコマンダー「FA-WRC1M」と電波式ワイヤレスレシーバー「FA-WRR1」を発表した。9月24日から発売する。価格(税別)は「FA-WRC1M」が38,000円、「FA-WRR1」が23,000円。

左が電波式ワイヤレスコマンダー「FA-WRC1M」、右が電波式ワイヤレスレシーバー「FA-WRR1」

使用イメージ

FA-WRC1M

「FA-WRC1M」は、最大5グループ、合計15台までのフラッシュをワイヤレス制御するためのコマンダー。撮影者が1人でも、複数の離れたフラッシュとカメラを手元で制御できる。

FA-WRC1M

「α7R II」への装着例

カメラにコマンダーを装着し、フラッシュにレシーバーを装着。ペアリングを行った上で、2.4GHz帯の電波通信を使用してワイヤレスフラッシュシステムを構築する。対応機種は、α7R II / α7 II / α7S II、および今後発売されるマルチインタフェースシュー対応のモデル。

ハイスピードシンクロ撮影(HSS)に対応するほか、最大で30m離れたフラッシュの制御も可能。光量レベルの切替は25段階(1/1、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128、1/256)の1/3段ステップ刻み(フラッシュの仕様により異なる)。リモート撮影機能も搭載しており、複数のカメラを使って被写体を様々なアングルから同時撮影可能。

電源には単3形乾電池×2本を使用し、動作可能時間は約12時間。外部端子として、マルチインタフェースフット、シンクロターミナル、USBを備える。防塵防滴配慮した設計で、本体サイズはW58×D83.7×H65.8mm、重量は93g。

FA-WRR1

FA-WRR1

「FA-WRR1」は、フラッシュに装着するレシーバー。「FA-WRC1M」と組み合わせることで、ワイヤレスフラッシュシステムを構築する。電源には単3形乾電池×2本を使用。動作可能時間は約15時間。外部端子として、マルチインタフェースシュー、シンクロターミナル、USBを備える。

本体サイズはW61×D65.2×H46.4mm、重量は85g。対応フラッシュは、HVL-F60M、HVL-F43M、HVL-F32M、HVL-F58AM、HVL-F43AM、HVL-F42AMなど。

VMC-MM1

「VMC-MM1」は、「FA-WRR1」とマルチ端子対応「α」シリーズのボディを接続するための専用ケーブル。価格は3,300円(税別)。ケーブル長は約80cm、重量は約22g。

VMC-MM1