農林水産省はこのほど、「2015年新規就農者調査(速報)」(2016年2月1日現在)の結果を発表した。それによると、2015年の新規就農者数は前年比7,380人増の6万5,030人となり、2009年(6万6,820人)以来6年ぶりに6万人を上回った。

49歳以下の新規就農者数、2007年以降で最多

新規就農者を年齢層別にみると、49歳以下の新規就農者数は同1,170人増の2万3,030人と、2007年以降で最も多くなった。同省は「農業法人などの雇用組織が増えたことで、新規雇用就農者数が増加した」と分析している。

49歳以下の新規就農者数の推移(就農形態別)(出典:農林水産省Webサイト)

就農形態別にみた場合、新規自営農業就農者数は同10.1%増の5万1,020人で、うち49歳以下は同5.4%減の1万2,530人。新規雇用就農者数は同36.3%増の1万430人で、うち49歳以下は同33.9%増の7,980人。新規参入者数は同2.5%減の3,570人で、うち49歳以下は同4.9%減の2,520人となった。