キヤノンは25日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」などにWi-Fi機能を追加するWi-Fiアダプタ「W-E1」を発表した。9月下旬から発売する。価格は5,000円(税別)。合わせて、「EOS 7D Mark II」と「W-E1」をセットにしたレンズキットも用意する。こちらの価格は258,750円(税別)。

W-E1

W-E1

SDメモリーカードスロットに挿入するタイプのWi-Fiアダプタ。「EOS 7D Mark II」などWi-Fiに対応していないデジタルカメラにセットしてWi-Fi機能を付加し、カメラとスマートフォン、カメラとPCといったワイヤレス接続が可能になる。

Wi-Fi接続には、スマートフォン用アプリ「Camera Connect」や PC用ソフト「EOS Utility」を使用。これらのアプリを使うことで、カメラ側に保存した写真の転送や閲覧、写真のリモート撮影などが行える。

発表時点での対応機種は、Wi-Fi機能を持たない「EOS 7D Mark II」、「EOS 5Ds」、「EOS 5Ds R」だが、カメラ自体のファームウエア更新が必要となる。対応ファームウエアは2016年9月から無償で提供される予定。

なお、W-E1はSDメモリーカード型をしたWi-Fiアダプタであり、記録メディアとしては使えない。対応カメラで利用する場合、記録用のCFカードが別途必要となる点に注意されたい。

EOS 7D Mark II・EF-S18-135 IS USM レンズキット・W-E1

EOS 7D Mark II・EF-S18-135 IS USM レンズキット・W-E1

「W-E1」の発売に合わせて、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」と「W-E1」をセットにしたレンズキットも発売される。同梱のレンズは高倍率ズーム「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」だ。「EOS 7D Mark II」については、別記事『さらに快適な撮影が楽しめるようになった高速一眼レフ - キヤノン「EOS 7D Mark II」実写レビュー』、『キヤノン、10コマ/秒連写・撮像面位相差AFの中級一眼「EOS 7D Mark II」』を参照いただきたい。