バッファロー、可動式の大型アンテナを搭載した11ac 4×4対応無線LANルータ

バッファローは27日、IEEE802.11ac 4×4に対応した無線LANルータ「WXR-2533DHP2」を発表した。6月上旬より発売する。価格は27,700円(税別)。

高感度の大型可動式アンテナを搭載した無線LANルータ。5GHz対のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHzのIEEE802.11b/g/nに対応し、1.4GHzのデュアルコアCPUと、5GHz用と2.4GHz用にそれぞれ補助チップを搭載。2種類の電波の高速同時処理が可能で、最大3台までの端末を接続しても速度を落とさず通信が行える。通信速度は最大1,733Mbps(理論値)で、実効スループットは約1,306Mbps。

アンテナ数は送受信4本で、実効スループット1,200Mbps以上の高速通信が可能なエリアが、従来製品23%拡大したという。また、屋内のさまざまな場所で使用するスマートフォンやタブレットなどの端末に対して安定したWi-Fi通信環境を提供するとしている。さらにiPhone 6など対応デバイスに対して、電波の束の束を形成する「ビームフォーミング」をサポートするほか、複数の端末を接続しても通信を安定させる「MU-MIMO」機能も搭載する。

256bit暗号化キーを採用した「IPSec機能」を搭載し、インターネットでリモートアクセスが可能な「L2TP over IPSec」に対応。外出先からスマートフォン / タブレットなどでオフィスや自宅のPCにアクセスできる。

無線LAN簡単接続はAOSS / WPSを利用でき、ボタンを押すだけでネットワークSSIDとパスワードを自動で引き継げる「エアステーション引っ越し」機能や、家庭内ネットワークへの接続を許可せずにインターネット接続だけを利用できる「ゲストポート」機能なども備える。

インタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LANポート×1基とWAN×1基、USB 3.0×1基。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(TKIP / AES mixed)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も利用可能。本体サイズはW316×D57×H161mm、重量は約740g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8～10.11、Android 2.2以降、iOS 5以降。