女優の小雪が、5月28日(21:00~23:06)に放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ『ゴールドウーマン』で、第3子出産後初めてのドラマ主演を果たす。

金塊を前に微笑む鈴木保奈美(左)と小雪

原作は、芦崎笙氏の小説『スコールの夜』。小雪が演じる主人公は、帝都銀行でがむしゃらに働くも、出世と引き換えに子会社の清算=200人のリストラを指示される38歳の女性総合職員・吉沢環だ。逆風が吹き荒れる中、彼女は清算劇に隠された真実にたどり着き、「自分は利用されただけなのか」と苦悩しながらも、「それなら"鬼"になってやる」と派閥争いに終始する男たちに、挑戦状をたたきつけていく。

このドラマには、環の先輩で最大のライバル・矢島舞役として、小雪と初共演となる鈴木保奈美も出演。敵か味方かわからないやり手の舞は、環と静かなバトルを繰り広げる。

小雪は、自身の役柄について「思ったとおりにまっすぐ突き進むタイプ」と説明。今回、鈴木との共演を楽しみにしていたそうで、「(鈴木が出演した1991年の『東京ラブストーリー』の)あのときのままお変わりなくいらっしゃるので、まるで自分が夢の中にいるような、ちょっと変な感覚」と喜び、笑みを浮かべる。

さらに、「環にとって、舞はその背中を指針にしてきた憧れの先輩ですが、それは私の保奈美さんへの思いと同じ」とし、「保奈美さん独特の雰囲気、透明感、声を肌で感じることができて、今回の撮影ではとても癒やされています!」とうれしそうに報告している。

対する鈴木は、舞の心情を「おそらく、後輩の環のことがすごく好きで、ちょっとちょっかいを出したい気持ちもあるんじゃないかな」と推測。その部分は、自身にも共通しており、現場では小雪を「見つめちゃって…(笑)」いるという。また、小雪の印象について、「意外とせっかちかも!? 落ち着いていながらも、物事をサササッと進めていくタイプかなと思いました」と、新たな気付きを語った。

2人に加え、村上弘明、駿河太郎、伊武雅刀、六角精児、矢野浩二、MEGUMI、山本學、吉行和子らが出演。男性音楽グループ・SOLIDEMOの「Ride on」がエンディングテーマとなる。

(C)テレビ朝日