パナソニックは4月7日、4Kとハイレゾに対応した液晶テレビ「VIERA(ビエラ) DX850」を発表した。発売は5月20日。価格はオープンで、推定市場価格(税別)は、60V型の「TH-60DX850」が460,000円前後、55V型の「TH-55DX850」が400,000円前後、49V型の「TH-49DX850」が350,000円前後。

DX850

DX850は、VIERA史上最高音質をうたう4Kテレビ。ハイレゾ収録されたUltra HD ブルーレイディスクを楽しんだり (要対応プレーヤー)、USBメモリーやSDカード、PCに保存したハイレゾ音源を再生できる。また、デジタル放送やネット動画などの音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「ハイレゾリマスター」を搭載している。

出力は12.5W×4+25W×2(合計100W)

スピーカーボックスの内部構造

スピーカーユニットはミッドレンジ×4、ツイーター×2、ウーファー×2という構成。現行モデル「CX800」から容量が約7倍となったスピーカーボックスを使用し、出力100Wを実現した。低音を増強するパッシブラジエーターも4基搭載している。さらに、テクニクスブランドのオーディオ製品に採用しているフルデジタルアンプ「JENOEngine」も採用。音楽のほか、テレビドラマのセリフなどが聴き取りやすくなっている。

背面端子。カバーも用意する

HDRコンテンツや、Netflix、dTV、Amazonプライム・ビデオ、YouTube、4Kアクトビラ、ひかりTV 4Kが配信する4K動画に対応。高輝度広色域液晶パネルに加え、LEDバックライトに新赤色蛍光体を採用しており、鮮やかで深みのある赤色を表現できるようになった。さらに、バックライトエリア制御技術を採り入れることで高コントラストを実現。拡散層の前面には反射防止層を配置しており、画面の映り込みや光の反射を低減する。

地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基内蔵。「外からどこでもスマホで視聴」をサポートしており、放送中の番組やUSB HDDに録画した番組をスマートフォンやタブレットで視聴できる。リモコンにマイクを新搭載しており、音声操作が可能。リモコンを操作せず、DX850に直接話しかけて操作を行う「ダイレクト音声操作」も利用できる。

入力端子はHDMI×4、D4×1、ビデオ入力×1。出力端子は光デジタル×1、ヘッドホン/イヤホン×1。そのほか、有線LAN×1、SDメモリーカードスロット、USBポート×3(うち1基はUSB 3.0に対応)を備える。サイズはW120×70.2×26cm、重量は約24.5kg(スタンド含む)。

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