柔道の野村忠宏、フィギュアスケートの高橋大輔、シンクロの小谷実可子というメダリスト3人が、フジテレビのリオ五輪キャスターを務めることが18日、明らかになった。

(左から) 高橋大輔、野村忠宏、小谷実可子

3人は"オリンピアンキャスター"となって、現地時間8月5日~21日の開催期間中、競技会場や現地スタジオから情報を届けるのに加え、開催前も、さまざまなアスリートに取材して、事前情報を紹介。中継キャスターに決まった、フジテレビの宮澤智アナウンサーとともに、白熱の模様をレポートする。

五輪3連覇の野村は「五輪というものの大きさ、重さ、選手それぞれの思い、葛藤やチャレンジといったものをいい形で伝えていきたいと思います。自分にはそれができるという強い気持ちを持って臨みます」と自信。バンクーバー銅メダリストの高橋は「3人の中の一番年下ですので、2人の先輩の背中を必死に追っていきたい」、ソウル銅メダリストの小谷は「視聴者の方に"おいしく"スポーツを感じてもらえるようにするためのバニラアイスになります!」と独特の表現で意気込みを語る。

3人は、20日(深夜1:25~2:25)に放送される『ボクらのFIELD』の収録で顔合わせ。野村は高橋にさまざまな"心得"を、小谷は高橋にインタビュー取材の"コツ"を伝授し、さらに小谷は「アスリートに最も近い目線で伝えられるのは高橋さんですよ」とアドバイスを送る。

フジテレビ系で放送される主要種目は8月6・7日の柔道(男子60kg級、女子48kg級)、11日の体操男子個人総合決勝、14・15日の陸上決勝(女子100m、男子100m、男子400mほか)など。加納慎介リオ五輪プロデューサーは「オリンピックという大舞台を知り尽くしている3人をオリンピアンキャスターに迎えることで、彼らにしか見せないリオ五輪アスリートの"一瞬の表情"を一つでも多くお届けしたいと思います」と狙いを話している。