JR東日本八王子支社は3月末の完成をめざして改装工事を進めている五日市線武蔵五日市駅について、リニューアルの概要を公表した。

武蔵五日市駅の駅舎内改良イメージ(イメージのため、実際とは異なる場合があるとのこと)

今回のリニューアルのポイントは、多摩産木材を活用した駅空間を創出する環境美化と、秋川渓谷観光情報コーナーの新設の2点となる。

環境美化工事は、多摩地域の雄大な自然を生かした「地域の顔」となる駅舎づくりを目的として実施。「雄大な自然と渓谷の街の拠点駅」をコンセプトに、多摩産木材を天井や壁の仕上げに活用し、渓谷の木立を連想させる空間づくりを行う。床はダークカラーとし、森林資源を活かした木炭産業が盛んだった地域の記憶を残す。和式トイレから洋式トイレへの変更、コンコース照明と案内サインのLED化もあわせて実施する。

秋川渓谷観光情報コーナーは改札付近に設置される。デジタルサイネージや観光パンフレットを設置して観光情報の提供を行うもので、あきる野市が運営にあたる。同コーナーは4月末の使用開始を予定しているとのこと。