米Microsoftが同社のデジタルノートOneNoteに、Evernoteのノートをインポートするツール「OneNote Importer」のプレビュー版の提供を開始した。OneNote.comからWindows用(Windows 10/8.1/8/7)をダウンロード入手できる。
ダウンロードしたOneNote Importer for Windowsのインストーラーをダブルクリックすると、インポート・プロセスが始まる。利用規約に同意したら、OneNote ImporterがPC内から探し出したEvernoteノートブックが表示されるので、インポートするノートブックを選択する。Windows版ではなく、Web版のEvernoteやMac版のEvernoteのみを使用している場合は、Evernoteのコンテンツをエクスポートしたファイル(.enex)をWindows PCでOneNote Importerに読み込ませることが可能だ。そしてEvernoteコンテンツを取り込むOneNoteのMicrosoftアカウントを指定して、インポート・ボタンをクリックする。
PDFファイルや画像ファイルはノートと共にインポートされるが、暗号化されたテキスト、インク、背景色、リマインダーなどはOneNoteで表示されない。またEvernoteのタグは最初のタグのみがOneNoteのセクションとして分類される。
「Use Evernote tags to organize content in OneNote」にチェックを入れると、EvernoteタグがOneNoteのセクションとしてインポートされる。 |
インポート開始、インジケータで進行状況を確認できるが、インポートするノートが多い場合は数時間を要することもある。 |
Windows PCでOneNoteにインポートしたEvernoteのノートブックは、クラウドを介して他のWindowsデバイス、Mac、iOS、AndroidのOneNoteからもアクセスできる。10日時点でOneNote ImporterはWindows用のみの提供だが、Microsoftは数カ月中にMac用の提供も開始する予定。またEvernote以外のデジタルノート・ソフトにもインポート対象を広げる計画があるという。