ソニーは3月8日、ブルーレイディスクレコーダーの新モデルとして、「BDZ-ZT2000」「BDZ-ZT1000」「BDZ-ZW1000」「BDZ-EW520」を発表した。発売は4月30日で、価格はオープン。推定市場価格は、3チューナー搭載のBDZ-ZT2000(2TB)が83,000円前後、BDZ-ZT1000(1TB)が70,000円前後、2チューナー搭載のBDZ-ZW1000(1TB)が60,000円前後、BDZ-ZW500(500GB)が50,000円前後。

BDZ-ZT2000

BDZ-ZT2000とBDZ-ZT1000は、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基、BDZ-ZW1000とBDZ-ZW500は各2基を搭載するBDレコーダー。いずれもWi-Fi機能を標準搭載し、チューナー数とHDD容量以外の性能は共通となっている。

2014年11月に発売された「BDZ-ET2200」「BDZ-ET1200」「BDZ-EW2200」「BDZ-EW520」の後継モデルにあたる。なお、1チューナー搭載の「BDZ-E520」は後継モデルを発売せず、在庫のみを取り扱う。

前モデルから、録画や再生におけるユーザーインタフェースを改善。起動後のホーム画面はシンプルなデザインに変更され、より多くの機能をファーストビューで確認できるようになっている。

現行モデルのホーム画面

変更後のホーム画面

番組表は、新聞のテレビ欄を意識したものに変更しており、9チャンネルまでの番組情報を一覧で確認できるようになった。また、録画した番組リストのジャンル別表示に新対応している。リモコンは、LED×3灯による強力広角赤外線発光「ズバとびっ!」を採用し、操作可能域を大幅に拡大。

LED×3灯を搭載したリモコン(左)と、現行モデルのスライド式のリモコン(右)

番組表は新聞のテレビ欄を意識したデザインに変更

番組表の表示タイプは、9 / 7 / 4チャンネルから選択可能。文字サイズも設定できる

録画リストのジャンル別表示が可能になった

4Kテレビとの連携も強化された。液晶テレビ「BRAVIA」の4K対応モデルと連携した「4Kブラビアモード」を新搭載しており、2K映像をレコーダーによる処理でBRAVIAに最適化したあと、BRAVIAによる処理で4K化できる。また、他社液晶テレビの2K映像を向上させる「4Kアップコンバート機能」も用意。2K映像をレコーダー上の処理で「ソニー画質にチューニングした4K画質」にアップコンバートする。

iOS・Android用アプリ「Video & TV SideView」を利用すると、放送中および録画した番組の視聴、録画予約、録画番組の転送・持ち出しが可能。今回の4モデルでは、スマートフォンなどモバイル端末への2ストリーム配信が可能となっている。ただし、宅外へ配信できるのは1ストリームまで。

インタフェースはHDMI出力×1、コンポジット映像入力×1、ステレオ音声出力×1、USB×2(前面×1、背面 USB 3.0×1)、有線LAN×1。サイズはW430.7×H43.9×208.6mm。重量はBDZ-ZT2000が約2.9kgで、BDZ-ZT1000、BDZ-ZW1000、BDZ-ZW500が約2.7kg。

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