(左から)津田健次郎、ケンドーコバヤシ、ジャングルポケットの斉藤慎二、太田博久、おたけ。 (c)高橋和希 スタジオ・ダイス/2016 劇場版「遊☆戯☆王」製作委員会

高橋和希原作による「劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』」のアフレコイベントが、2月10日に都内のスタジオにて行われた。

イベントにはまず武藤遊戯役を務める風間俊介と、海馬瀬人役を演じる津田健次郎が登場。風間は「まったく声優経験がない僕を、0から育ててくれた大切な作品です」と作品への愛を述べ、原作のその後を描く新作映画の見どころについて「これまで気弱な少年だった武藤遊戯が、今作ではすごく成長している。声の演じ方も少し大人っぽくなるよう気をつけています」と語る。一方で津田演じる海馬については「(遊戯が変わっていく中で)津田さん演じる海馬瀬人は、まあ変わらぬお姿で(笑)。変わっていくものと、変わらぬものどちらも観ていただける」とコメントした。

風間のこの発言に対し津田は「海馬は相変わらず元気です。それが海馬の良さですし、遊戯とともにファンの皆さんに愛されている所以なのでは」と自身が演じるキャラクターについて説明し、高橋からは「まあ海馬は海馬だよ。海馬の強さみたいなものが物語を引っ張っていく」と伝えられたと明かす。また津田は新作での海馬について「アフレコに入った後は『あっ、社長お元気ですね』という気持ちになりました。海馬のカッコよくも強くてユーモラスな姿が見られるのでは」と期待を煽った。

風間と津田、2人での模擬アフレコを実施した後、会場には映画でチンピラの百済木役を演じたケンドーコバヤシと、その手下役を演じたジャングルポケットの斉藤慎二、太田博久、おたけが登場した。ケンコバが登場するやいなや「まずは私の不用意な行動により、大変世間を騒がせてしまい」と深々と頭を下げ、「僕の友達の陣内が離婚して。たむらけんじは焼肉屋で食中毒を起こして……」と、ボケながら挨拶すると会場からは笑いの声が。周囲からは「随分前のことだな」「掘り返しちゃダメ」と突っ込まれ、「忘れたかけた災いの記憶を呼び起こすような、相当悪い役をやらせていただきました」とニヤリと語る。

その後行われたケンコバとジャングルポケットの3人の模擬アフレコでは、ケンコバがおたけ唯一のセリフ「どけよ」を奪ってしまう一幕も。おたけは「 『どけよ』は俺のセリフなのに、なんでコバさんが言うんですか!」と抗議するも、周囲からはまったく相手にされずアフレコは終了した。

最後に風間は作品について「原作の続きという、皆さんが見たかった遊戯が帰ってきます。あの頃少年だった皆さん、もう子供がいて子供と今の『遊☆戯☆王』を見ている皆さん、すべての人によろこんでもらえる作品になっています」とアピール。出演者たちはバレンタインが近いとのことで用意された千年パズル型のチョコとともに、撮影に応じた。

「劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』」は4月23日ロードショー。高橋自らが脚本、キャラクターデザイン、製作総指揮を担当している。

(c)高橋和希 スタジオ・ダイス/2016 劇場版「遊☆戯☆王」製作委員会