大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で15日に開幕した「ユニバーサル・クールジャパン 2016」(~6月26日)で、歌手・きゃりーぱみゅぱみゅをテーマにしたジェットコースター「きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド」が誕生した。

きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド

特殊ゴーグルを装着してVR(バーチャル・リアリティ)の世界に入り込み、360度広がるきゃりーぱみゅぱみゅの世界観の中を疾走する同アトラクションでは、ユニークなキャラクターが多数登場。そのキャラクター秘話を、きゃりーのMVを手掛け、今回のアトラクションでも映像を担当した田向潤氏に聞いてみた。

同アトラクションのコンセプトは、きゃりーの"かわいい"の秘密が詰まった"きゃりーファクトリー"。犬をモチーフにしたキャラクター"工場長"ときゃりー扮する"オーナー"の案内により、メイクルーム、衣裳部屋、音楽スタジオをテーマにした部屋を駆け巡る。

きゃりー扮する"オーナー"は、映像の中でカラフルなさまざまな衣装を披露。田向氏は「オーナーなので、最初の衣装は工場を案内するための衣装。衣裳部屋に行ったら、自分の好きな衣装に一瞬に着替えられるんです」と解説し、「途中、PVの衣装になったり、傘がなくても飛べる衣装に変身したりもします」と加えた。

映像を手掛けた田向潤氏

また、犬の"工場長"には、なんと「幽霊」という裏設定があるという。「工場長は昔、スタジオのシンバルに挟まれたことがあって死んでしまうが、幽霊になっても支障がないから工場長を続けているんです。幽霊だから、足がなくてニョロニョロしています」と説明してくれた。

巨大なモンスターにも裏設定があるという。「きゃりーっぽい格好をしていて、性別不明なキャラクターなんですけど、きゃりーに憧れすぎて、嫉妬で襲ってくるんです。もとはすごいファンだったんですが、ファン過ぎておかしくなるという設定です」とのことだ。

360度広がるきゃりーぱみゅぱみゅの世界。隅から隅まで見どころたっぷりだが、ユニークすぎる設定を持つキャラクターたちもじっくりチェックしてみて!