SBI証券は18日、「証券総合口座350万口座突破」を達成したと発表した。

SBI証券、証券総合口座350万口座を達成

同社は、1999年のインターネット取引のサービス開始以来、「顧客中心主義」の経営理念のもと、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」の実現に努めてきたという。現在はネット証券の枠組みを超えて、法人ビジネスに注力していて、IPO引受関与率は84.5%(※1)と「証券業界トップの実績を誇っている」(SBI証券)。また、提携する金融商品仲介業者のネットワークを活用することで、リアルの営業網の拡大も推進しているとしている。

※1 各社発表資料よりSBI証券集計(集計対象期間:2015年4月~12月)

同社で新規に口座開設した顧客の属性を見ると、株式投資未経験者が約8割(※2)を占め、NISA制度開始から3年目を迎え、投資初心者の顧客を中心に顧客層が着実に広がっているという。

※2 2015年9月~12月に口座開設した人の株式投資経験有無の割合

また、年齢別では30代、40代を中心としつつも、2016年4月より取引開始となるジュニアNISAを見据えて未成年の口座開設数も増加している。性別では、女性の口座開設数も拡大しており、「年齢や性別に関わらず幅広い顧客から支持されている」(SBI証券)。

さらに株式委託売買代金においても、2016年3月期 第3四半期累計(2015年4月~2015年12月)の個人株式委託売買代金における同社シェアは41.3%(※3)で、「日本国内の株式市場において存在感を示している」(同社)。

※3 東証統計資料よりSBI証券集計

同社は今後も「顧客中心主義」の経営理念のもと、インターネット取引における顧客基盤やSBIグループのリソース、また金融商品仲介業者の営業網やコールセンターなどインターネット以外のチャネルも最大限活用することで、ネット証券の枠に捉われない幅広い商品やサービスを提供し、「リテールNo.1証券」を目指すとしている。