オウチーノは、「出産後の展望」に関する調査の結果を発表した。対象は、東京・神奈川・埼玉・千葉在住の20~35歳の子供を持たない就労中の女性511名。期間は8月11日~25日。

出産後も働きたいと思うか、「今の仕事を続けたい」が最多に 

「今後出産をしたら、出産後も働きたいと思うか」と聞いたところ、43.1%で「今の仕事を続けたい」が最多となった。次いで、「今とは違う仕事をしたい」(13.9%)、「パート・アルバイトをしたい」(9.2%)、「在宅ワークをしたい」(6.3%)、「独立・企業したい」(2.1%)となり、出産後も働き続けたいと考えている人は 74.6%に上った。

「今後出産をしたら、出産後も働きたいと思いますか?」

「出産後も働きたい」と回答した人に、「復職するタイミングはいつ頃が理想か」を聞いたところ、最多は35.2%で「出産後1年以内」となった。以降、「出産後3年以内」(30.4%)、「出産後すぐ」(15.0%)と続き、全体で80.6%が「出産後3年以内」に復職したいと考えていた。

「復職するタイミングはいつ頃が理想ですか?」

「仕事と子育ての両立」をするためには、何が大切だと思うかを聞くと、最多は「夫の子育て・家事への参加」(51.3%)だった。更に「会社の制度の充実・活用」(31.9%)、「保育園の施設・サービスの充実・活用(待機児童問題の解決を含む)」(18.2%)が上位にあがった。

「『仕事と子育ての両立』をさせるためには、何が大切だと思いますか?」

「出産後も働きたい」の回答者に、「夫、もしくは夫になる人に、育休を取得してほしいと思うか」を質問した。結果、取得してほしいと思っているのは、「そう思う」(17.8%)、「どちらかというとそう思う」(31.2%)の計49.0%だった。一方、取得してほしくないと回答したのは、「そう思わない」(22.8%)、「どちらかというとそう思わない」(28.2%)を合わせた51.0%となった。

「育休を取得してほしい」と回答した理由を聞いたところ、「共通の体験をしたいから(35歳/未婚)」「親やベビーシッターではなく父親に積極的に子育てに参加してほしい(31歳/既婚)」という意見が多かった。

一方、「育休を取得してほしいと思わない」の理由においては、「土日に手伝ってくれれば良いし金銭的にも難しいので働いてほしい(26歳/既婚)」「夫のキャリアも大事(30歳/既婚)」などの声が多くあがった。