ゼネラルモータース・ジャパンはこのほど、キャデラック「CTS-V」「ATS-V」のパワートレインについて発表した。それぞれ649PSを誇る6.2リットルのV8エンジンと、470PSの3.6リットルのツインターボエンジンを搭載する。

キャデラック「CTS-V」に搭載される6.2リットルスーパーチャージャー付きV8エンジン

キャデラック「ATS-V」に搭載される3.6リットルツインターボエンジン

新型「CTS-V」では、パワーアップした6.2リットルスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載。以前のキャデラックのスーパーチャージャーエンジンよりも効率が良く、より多くのパワーを生み出す1.7リットルスーパーチャージャーを採用し、直接噴射とアクティブフューエルマネジメント(気筒休止)も組み合わせている。

スーパーチャージャーのローターは、以前のローターより直径が小さくなっているため、最高回転数が上がり、低回転域からパワーを強化するブーストを発生させることが可能になった。このエンジンに組み合わされるトランスミッションは8速オートマチックで、ワールドクラスのシフトレスポンスを実現するためのチューニングが施されている。

新型「ATS-V」では、キャデラックのVシリーズ史上初のV6 3.6リットルツインターボエンジンが搭載された。ツインターボはパワーを速く、より長く維持できるよう設計されている。低慣性チタンアルミナイド製タービンを備えたターボチャージャーはレスポンスに優れ、特許出願中の低容量チャージ・クーリング・システムにより効率を最適化し、ブースト圧を最大化している。エンジン本体には軽量チタン製コネクティングロッドが採用される。

なお、両モデルとも日本での発売時期、価格などは発表されていない。