富士通は18日、ハイレゾ音源が再生できる23型液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズを、同社製PCの2015年夏モデルとして発表した。ラインナップは上位モデル「FH77/UD」と下位モデル「FH52/U」の2種類で、発売日は6月26日。価格はオープン。店頭予想価格は上位モデルが税別220,000円前後、下位モデルが税別160,000円強。

「ESPRIMO FH」シリーズの2015年夏モデルでは、新たにハイレゾ音源が再生できるPioneer製ボックススピーカーを搭載。ツイーター部の振動板の支えには磁性流体を採用し、不要な振動を抑え高音域を再生。また、スピーカーメッシュを金属製にし、音の抜けを向上させた。スピーカー部は、電源オフ時にもハイレゾ対応スピーカーとして使用できる。

全体のデザインも改良した。従来はシリーズ内に21.5型液晶モデルも揃えていたが、夏モデルでは、狭額縁の23型液晶を全モデルで採用する。省スペース設計で最小傾斜時の奥行きは15.8cmと薄く、本体下部にはキーボードを収納できるスペースを設けた。また、電源ボタン、USB 3.0ポート、SDカードスロットをフロント面に配置し、ユーザビリティの向上を図った。

なお、FHシリーズ購入者の先着5,000名に、ハイレゾ音楽販売サイト「e-onkyo」から楽曲を1曲購入できる特別コードをプレゼントするキャンペーンを実施する。

ESPRIMO FH77/UD

ESPRIMO FH77/UD

テレビ機能を搭載した上位モデル。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4712MQ(2.30GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3L-12800 8GB(8GB×1、最大16GB)、ストレージが2TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、OSがWindows 8.1 64bit。

インタフェースはUSB 3.0×4、USB 2.0×2(うち1ポートは電源オフ時充電可)、メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC対応)、約92万画素Webカメラ、ヘッドホン出力など。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0。テレビ機能は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1に加え、視聴専用の地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1。

本体サイズはW544×D158×H418mm(最小傾斜時)/W544×D229×H395mm(最大傾斜時)。搭載OfficeはOffice Home and Business Premium プラス Office 365サービス。カラーはブラックのみ。テレビ機能用リモコンおよびワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードが付属する。

ESPRIMO FH52/U

ESPRIMO FH52/U

Celeron搭載の下位モデル。主な仕様は、CPUがIntel Celeron 2950M(2.00GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3L-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 64bit。

インタフェースおよび通信機能は上位モデル「FH77/UD」と同等だが、テレビ機能が省かれる。

本体サイズはW544×D158×H418mm(最小傾斜時)/W544×D229×H395mm(最大傾斜時)で、上位モデルと同等。搭載OfficeはOffice Personal Premium プラス Office 365サービス。カラーはホワイトのみ。ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードが付属する。