パナソニックは1月20日、LTE通信機能を備えたコミュニケーションカメラ「LUMIX DMC-CM1」を発表した。2,000台限定で3月12日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別120,000円前後だ。

LUMIX DMC-CM1

DMC-CM1は、2014年9月にドイツで開催されたカメラ展示会「Photokina 2014」で参考出展された製品。Android 4.4を搭載し、LTE通信機能を備えるなどスマートフォン機能を持つ。SIMロックフリー仕様なので、別売のSIMカードを使用して写真の自動オンライン保存、SNSへのアップロード、Google Playからのアプリのダウンロードなどを容易に行える。

イメージ写真

DMC-CM1の厚さは15.2~21.1mmで、1.0型センサー搭載のデジタルカメラとして世界最薄を謳う。レンズには35mm判換算時で広角28mmの「F2.8 LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」を採用。絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールなどを設定できるコントロールリングを備え、マニュアル撮影を楽しめる。

動画撮影機能では4K/15pに対応。プリインストールされたアプリ「4Kプリ連写」によって、シャッターを押した瞬間の前後それぞれ1.5秒間(計3秒間)に秒間15コマで連写し、45枚の写真を撮影することも可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO100、ISO25600を利用可能)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が最大約50コマ/秒、開放絞りがF2.8、最小絞りがF11、合焦範囲が10cm~∞となっている。背面のモニターは約622万ドット・4.7型の液晶方式(タッチパネル)だ。有効92万画素のインカメラも備える。

OSはAndroid 4.4で、CPUに4コア/2.3GHzのQualcomm Snapdragon801を搭載。内蔵メモリは2GB RAMと16GB ROM。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。SIMカード規格はmicroSIM。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)、LTE(4G)などをサポート。

バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、容量は2,600mAh。CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚。本体サイズはW135.4×D21.1×H68mm、メモリーカードとSIMカードを含む重量は約204g。

画像クリックで拡大とスライドショー