パナソニックは9月16日、世界最薄のデジタルカメラ「LUMIX CM1」を開発したことを発表した。1.0型のイメージセンサーや新開発のライカレンズ、LTE通信機能を搭載し、4K動画も撮影可能となっている。ドイツで開催中のカメラ展示会「Photokina 2014」において参考出展する。

LUMIX CM1

LUMIX CM1の厚さは15.2~21.1mm、1.0型センサーを搭載したデジタルカメラとして世界最薄の製品となる(パナソニック調べ)。レンズは「28mm F2.8 LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」を同機専用に新たに開発。絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールなどを設定できるコントロールリングを備え、マニュアル撮影を楽しめる。

OSにはAndroid 4.4を採用。LTE通信機能を搭載しており、Phontokina 2014における展示機はSIMロックフリー仕様となっている。

動画撮影機能は1,920×1,080/30pのフルHD、3,840×2,160/15pの4Kに対応。独自アプリ「4Kプリ連写」や「4K Photo切り出し」によって、4K動画のフレームから1枚の静止画を切り出せる。

LUMIX CM1の主な仕様は、撮像素子が2010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、焦点距離が28mm(35mm判換算)、絞りがF2.8~F11の多段虹彩絞り、シャッターはメカシャッター方式。液晶モニターは4.7型・622万画素で、静電容量式のタッチパネル付きとなっている。サイズは約W135.4×D68.0×H15.2~21.1mm、重量は約204g(バッテリー、カード類含む)。

OSはAndroid 4.4で、CPUに4コア/2.3GHzのMSM8974 ABを搭載。バッテリー容量は2,600mAh。内蔵メモリは2GB RAMと16GB ROM。記録メディアはmicroSDXCカードで128GBまで対応する。