米Googleは1月12日(現地時間)、「Chromeリモートデスクトップ」のiOS用アプリをリリースした。iOSデバイスからインターネット経由でパソコン(Windows、Mac)にアクセスし、パソコンの遠隔操作を行える。動作要件はiOS 7.0以上。App Storeから無料で入手できる。

ChromeリモートデスクトップはパソコンにChromeブラウザとChrome用拡張機能(Chromeリモートデスクトップ)を追加するだけで、Googleアカウントを用いたリモートアクセス環境を簡単に構築できる。自分のPCを遠隔操作する「マイパソコン」と、リモートデスクトップ・ユーザー同士で画面を共有する「リモートサポート」の2つの機能があるが、モバイルデバイスからPCへのアクセスで使用できるのはマイパソコンのみになる。

iPadでChromeリモートデスクトップ・アプリを起動し、パソコン側でChromeリモートデスクトップに用いているGoogleアカウントでログイン、パソコンであらかじめ設定しておいたマイパソコン用のPIN番号を入力

iPadにWindowsパソコンの画面が表示された。リモート接続モードは、マウス、キーボード、フルスクリーンなどの機能を備える。

Googleは昨年4月にAndroid用のChromeリモートデスクトップ・アプリの提供を開始しており、現在ChromeリモートデスクトップはWindows(Windows XP以上、Windows Server 2003以上)、Mac、Linux (ベータ版)、Android (Android 4.0以上)、iOS (iOS 7.0以上)などで使用できる。