俳優のクリスチャン・ベールが旧約聖書の英雄モーゼを演じるリドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』(2015年1月30日公開)の劇場用本ポスターと最新予告編が27日、公開され、本作の製作秘話も明らかになった。

『エクソダス:神と王』劇場用本ポスター

本作は、旧約聖書の「出エジプト記」でつづられる「モーゼの奇跡」を、最新の視覚効果と3D技術を駆使して壮大なスケールで描いたアドベンチャー超大作。紀元前1300年、栄華を誇った最強王国エジプトを舞台とし、その王家で養子として育てられたモーゼは、兄弟同然に育てられたエジプトの王ラムセスに反旗を翻し、たった1人で40万のヘブライの民を救うため、"約束の地"を求める旅に出る。そして、"神に選ばれた男"英雄モーゼと、"神になろうとした男"ラムセスの2人を巡る、興奮と感動の物語が繰り広げられていく。

徹底的にリアリティを追求した本作では、屋内シーンを撮影した後、地中海に面したスペインでロケ撮影が行われた。ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街、エジプトの街並みの巨大セットが実際に建てられ、エキストラは延べ1万5,000人。戦闘シーンの撮影ではカメラ17台を投入し、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、チャリオット(戦闘用の二輪馬車)での壮絶な戦いを繰り広げた。そのほか、蛇、ラクダ、ワシ、チーター、象、そして、400匹のカエルなど、さまざまな本物の生きた動物たちが物語を引き立てている。

『グラディエーター』でアカデミー賞作品賞に輝いたリドリー・スコット監督は「(自身の作品としては)過去最大の予算を投じた」と語っており、制作関係者たちも「『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3本を足しても本作の規模には及ばない」と明かす。なお、このたび公開されたポスタービジュアルでは、たった1人で巨大なエジプト軍に挑むモーゼと、モーゼが導く"10の奇跡"が描かれている。



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