厚生労働省はこのほど、「イクメン企業アワード2014」の受賞企業を発表した。受賞企業は、グランプリの「アース・クリエイト」(岐阜県岐阜市)、特別奨励賞の「昭和電工」(東京都港区)など7社。

グランプリ1社、特別奨励賞6社を選定

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同アワードは、昨年に引き続き、第2回目の取り組みとなる。仕事と育児の両立を目指す男性を応援する「イクメンプロジェクト」の一環で、模範となる企業を表彰する。今回はグランプリ1社、特別奨励賞6社を選定した。

グランプリを受賞したのは、岐阜県岐阜市で建設業を営む「アース・クリエイト」。男性従業員が多い建設業でありながら、これまでに延べ8名の男性従業員が育児休業を取得している。家族状況等を把握し、必要に応じた休暇の取得等を促進。配偶者出産時の特別休暇制度(2週間)や始業時刻の繰上げ・繰下げ制度等、支援制度も充実している。

特別奨励賞は、「昭和電工」(東京都港区/製造業)など6社。同社は、ダイバーシティプロジェクト内にチームを発足し、両立支援やワークライフバランスに関する従業員ニーズを把握している。対象者への育児休業取得をアピールした結果、男性の育児休業取得者が大幅に増加した(平成20年19人→平成25年53人)。

「住友生命保険」は、毎日遅くとも20時までの退館をPC利用時間制限も行いつつ推進し、「時間」に関する意識改革を実行している。業務効率化及び早帰り推進委員会を設置し、業務の根本的な見直しを行っている「千葉銀行」、男性の育児休業取得率100%に向けた取り組みを実施する「日本生命」など、金融・保険業界から3社が選ばれた。

その他、事業部門ごとにダイバーシティ推進ワーキンググループを発足し、事業特性に沿った働き方の見直しを実施している「日立ソリューションズ」(東京都品川区/情報通信業)、平成25年4月に、1歳未満の子を養育する場合、7日間までを有給とする短期育児休職制度を導入した「丸井グループ」(東京都中野区/小売業)も受賞した。

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