NECパーソナルコンピュータは15日、同社製デスクトップPC最上位となる、23型液晶一体型デスクトップPC「VALUESTAR N」の2014年秋冬モデルを発表した。夏モデルからCPUを強化し、10月1日に発表された新Officeが付属する。

価格はオープン。税別の店頭予想価格は、タッチ対応の上位モデル「VALUESTAR N VN970/TSB」が239,800円前後、タッチ非対応の下位モデル「VALUESTAR N VN770/TS」が209,800円前後。発売時期は2014年10月中旬から下旬。

VALUESTAR N VN970/TSB

「VALUESTAR N」はフレーム下部にスタンドを設け、チルト・スイベルが可能なフォトフレーム型PC。磁性流体採用のFR-Port式YAMAHAスピーカーの採用や、ヤマハと共同開発した音場補正技術「AudioEngine」の搭載など、音響面に注力したデスクトップPC最上位シリーズとなる。

秋冬モデルでは上位モデル・下位モデルともにプロセッサを強化したほか、最新Office「Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属する。

VALUESTAR N VN970/TSB

VALUESTAR N VN970/TSB

5基の3波対応TVチューナーを搭載し、約2秒でTVが起動する「ぱっと観テレビ」や4番組を同時視聴できる「マルチスクリーン」機能、タッチパネルなどを備える最上位モデル。上述の通り、磁性流体採用のFR-Port式YAMAHAスピーカーを搭載しており、上記の音場補正技術「AudioEngine」も搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.50GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがPC3L-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、IPS)、ストレージが3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ。

主なインタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、USB 3.0×4、USB 2.0×2(1基はパワーオフ充電機能付き)、HDMI入力×1、SDカードスロット(SDHC/SDXC対応)、約92万画素Webカメラなど。

本体サイズはW563×D280×H480mm(最小傾斜時)、重量は約15.5kg。タッチ操作が可能な「タッチパッドリモコン」も付属する。カラーはファインブラックのみ。

VALUESTAR N VN770/TS

VALUESTAR N VN770/TS

下位の「VALUESTAR N VN770/TS」の仕様は、上位のVN970/TSとほぼ同等だが、タッチパネルが省かれ、TVチューナー数は2基となる。本体サイズはW563×D280×H480mm(最小傾斜時)と同等で、重量は約14kg。カラーはファインブラック、クランベリーレッド、ファインホワイトの3色。

VALUESTAR N VN770/TSB(ファインブラック)

VALUESTAR N VN770/TSR(クランベリーレッド)

VALUESTAR N VN770/TSW(ファインホワイト)