EQB-500D

カシオ計算機は3日、「Advance. Dynamism」をコンセプトにしたメタルウオッチ「EDIFICE」(エディフィス)の新製品として、スマートフォンとの連携機能を備えた「EQB-500」を発表した。9月30日より発売する。税別価格は、シルバーモデル「EQB-500D」が40,000円、ブラックIP処理を施したモデル「EQB-500DC」が50,000円。

同社は2012年、Bluetooth SMARTでスマートフォンと接続、連携し、電話着信やメール受信を知らせる耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」を発売。以降、フィットネスデータを表示できる「PHYS」(フィズ)や、音楽プレーヤーをコントロールできる「G-SHOCK」など、Bluetooth対応とスマートフォン連携の機能を備えた腕時計をリリースしてきた。

今回のEQB-500は、ソーラー駆動や防水性、メタルならではの上質なデザインなど、腕時計本来の価値を保ちながら、スマートフォン連携を実現。これにより、ワールドタイム操作を大幅に簡略化している。

EQB-500D

EQB-500DC

EQB-500のボタンをワンプッシュすると、EQB-500とスマートフォンがBluetooth接続され(スマートフォン側に専用アプリ「CASIO WATCH+」が必要)、サマータイムの有無やその場所の時刻を自動で修正してくれる。ワールドタイムの設定も、スマートフォンのアプリで地図や都市リストをタップするだけで、約300都市の中から簡単に指定できる。通信距離は2mまでで、EQB-500本体は10気圧防水を備える。

加えて、センターの時分針と9時側のインダイアルによって、2都市の時刻を同時に表示する「Dual Dial World Time」(デュアルダイアルワールドタイム)を採用。出張先の時刻と日本の時刻を一目で確認でき、ワンプッシュで2都市の時刻を入れ替え可能と、利便性が高まった。

BASEL WORLD 2014での参考展示より(クリックで拡大)

EQB-500と、専用アプリ「CASIO WATCH+」によるモバイルリンク機能は、以下の通り。

・アプリケーション上にある世界309都市からインダイアルのワールドタイム設定
・1日1回の既定時刻に、ホームタイムとワールドタイムの時刻を自動修正(サマータイム切替含む)
・アラームなど時計の各種設定や針位置ズレの補正をスマートフォンで操作
・ストップウオッチ機能と連動し、スピード表示のベースとなる距離の設定変更
・時計で計測したストップウオッチデータをスマートフォンに転送し、ログデータを作成(最大100周分の1/1000秒を計測、LAP/SPL表示)
・時計のボタン操作でスマートフォンの音を鳴らす携帯電話探索
・時計操作でアプリケーションに登録したメールアカウントの新着メールを確認

発表時点での動作確認済み端末は以下の通り。

■NTTドコモ
iPhone 5s(iOS7)、iPhone 5c(iOS7)、GALAXY S5 SC-04F(Android 4.4)、GALAXY J SC-02F(Android4.3~4.4)、GALAXY Note3 SC-01F(Android4.3~4.4)、GALAXY S4 SC-04E(Android4.3~4.4)、AQUOS ZETA SH-04F(Android4.4)

■au
iPhone 5s(iOS7)、iPhone 5c(iOS7)、iPhone 5(iOS7)、iPhone 4s(iOS7)、GALAXY S5 SCL23(Android4.4)、GALAXY Note3 SCL22(Android4.3~4.4)、AQUOS SERIE SHL25(Android4.4)、URBANO L03(Android4.4)、TORQUE G01(Android4.4)

■SoftBank
iPhone 5s(iOS7)、iPhone 5c(iOS7)、iPhone 5(iOS7)、iPhone 4s(iOS7)、AQUOS Xx 304SH(Android4.4)