エプソンは2日、個人向けインクジェット複合機の2014年秋モデルとして「EP-807A」を発表した。ミッドレンジの主力モデルで、昨年と同様に「EP-807AW」(ホワイト)、「EP-807AB」(ブラック)、「EP-807AR」(レッド)のカラーバリエーションを用意する。

発売は9月18日。価格はオープンプライスで、店頭予想は30,000円前後が予想される。

「EP-807AB」(ブラック)

「EP-807AW」(ホワイト)

「EP-807AR」(レッド)

操作パネルに従来の3.5型から拡大した4.3型液晶を採用し、タッチやフリックなど、スマートフォンのような操作が可能。給紙機構はフロントに2段式カセット、リアに手差しトレイを装備しており、メディア種別に応じて3種の給紙方法が選択できる。給紙容量はフロントカセットの上段がハガキ20枚、下段が普通紙100枚(ハガキ40枚)。リア手差しは紙厚0.6mm以下までの用紙が利用可能だ。

また、2014年モデルの特徴である操作パネル・用紙カバーの自動開閉機構や、本体の自動電源オン・電源オフ機能も備え、遠隔からのプリントに適している。操作パネルの自動開閉機構では、印刷開始時に自動で前回使用していた角度に開くことができる。

プリント解像度は5,760dpi。ドロップサイズは最少1.5pl。インクはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの6色構成。カートリッジは新タイプの8080Lを使用する。ヘッドには各色180ノズルのノズルを搭載している。公称プリントスピードはL判カラーフチなし印刷が約14秒となっている。一方のスキャン解像度は2,400dpi。センサーはCIS方式。

インタフェースはUSB2.0、IEEE802.11bgn、10Base-T100Base-TXの3種に対応で、有線無線LANはWi-Fi Directと同時に使用可能。Wi-Fi Directでは4台までの接続が行える。サイズはW390×D341×H141mm。重量は約6.9kg。