8月18日、パナソニックが高級オーディオ機器ブランドである「テクニクス (Technics)」を復活させると日本経済新聞が報じた。この件に関する本誌の取材に対してパナソニックは、本年度下期(2014年10月~2015年3月)に、欧州で同ブランドを導入する方向で検討していると認めた。

2007年に発売され、2010年に生産を終了したクォーツシンセサイザーD.D.プレーヤー「SL-1200MK6」

テクニクスは1965年以来、長くファンに親しまれてきた高級オーディオブランド。2010年にレコードプレーヤー「SL-1200MK6」の生産を終了した後は実質的に終息していた。

だが、同社はこのたび、ハイレゾ音源が普及しはじめるなど、オーディオ環境が変化してきたことから、正式な発表には至っていないが、テクニクスのブランド力が今なお高い欧州で製品を投入することを検討していると回答した。日本経済新聞によると、400万~500万円の高級システムや約40万円のコンポを発売する見込みであるという。