米Googleは25日(現地時間)、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O」で、次期Android OSとなる「Android L-Release」(Android L)の新機能を発表した。Android Lでは「Material design」と呼ぶ、立体的なイメージの新しいUI体系を採用する。

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「Material design」の特徴としては、デスクトップやタブレットなど複数のデバイスで統一したデザイン、より明確なカラーの採用、シャドウの設定による画面上の「移動」や「タッチ」ポイントの表現などが挙げられる。

Android Lでは、この「Material design」の採用が大きな部分を占めるという。開発者向けのプレビュー版「Android L Developer Preview」の概要によると、Android Lでは、ロック画面の強化、フレーム単位で露光やISO感度などが設定できる新しいカメラ機能、駆動しているアプリがバッテリに影響しているかどうかをチェックする「Project Volta」の搭載、Bluetooth Low Energyで機能するペリフェラルモード、OpenGL ES 3.1や64bit ABIのサポートなどが特徴として紹介されている。

Android L Developer Previewは、米国時間26日に5,000以上のAPIが開発者向けに公開される。

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