アイ・オー・データ機器は18日、仮想ファイルシステム「拡張ボリューム」を採用したビジネス向けNAS「HDL2-H」シリーズを発表した。4TB / 6TB / 8TBのモデルを用意。7月下旬より発売する。価格(税別)は4TBモデルが108,000円、6TBモデルが128,000円、8TBモデルが158,000円。

「HDL2-H」シリーズ

背面

ウエスタンデジタル製HDD「WD Red」を内蔵するビジネス向けNAS。仮想ファイルシステム「拡張ボリューム」により、データ損失リスクを低減する。拡張ボリュームは、RAID演算を行わずにファイル単位のミラーリングを実行することで高速な処理を実現している。出荷時は「拡張ボリューム」に設定されており、あとからRAID 0 / 1に変更することも可能だ。USBポートを搭載するので、外付けのUSB HDDを使用して「拡張ボリューム」の構築も行える。

独自設計のきょう体を採用することで、剛性の強化やエアフローの最適化、振動を軽減している。2台の「HDL2-H」シリーズを使ってメイン機のデータを予備機にバックアップする「レプリケーション機能」も改良した。DropboxやAmazon S3、CloudnObject Storage、Cloudian、Microsoft Azureなどのクラウドサービスにも対応する。

インタフェースはGigabit Ethernet×2。USB 3.0×2、USB 2.0×2。本体サイズはW183×D222×H202mm、重量は約5.5kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003(SP1) / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.5~10.9。

ウイルス対策機能として「Trend Micro NAS Security」のライセンスが付属するモデルも用意。8月末より発売する。標準価格(税別)はライセンス期間が3年の4TBが128,000円、 6TBが143,000円、8TBが173,000円。5年モデルの4TBが135,000円、6TBが155,000円、8TBが185,000円。