エプソンは15日、乾電池駆動で駆動するWi-Fi対応の省スペーススキャナ「D-40」を発表した。515gと手軽に持ち運べ、スマートフォンやタブレットなどからワイヤレスでスキャンできる。発売日は5月22日。価格はオープンで、店頭予想価格は10,000円台半ば。

D-40

同社は2012年5月、USBバスパワーで動作する小型A4モバイルスキャナ「DS-30」を発表済み。「DS-30」は仕事効率化として職場の狭い場所で利用されているが、"モバイル"の特性を活かしきれていないと分析。「DS-40」では外出先での利用を想定し、ワイヤレス接続、バッテリ内蔵、セキュリティ対応の3点をポイントとして開発した。

「DS-40」は、Wi-Fiを内蔵し単三形乾電池4本で駆動可能。Wi-Fi経由でスマートフォンやタブレットなどからワイヤレスでスキャンできるほか、クラウドサービスへの保存やメール送信・プリンタへの印刷指示などが可能。

Wi-Fi接続時は単三形乾電池4本で駆動。重量は乾電池を除き約515gと、500mlのペットボトル飲料とほぼ同じ重量をうたい、乾電池駆動によりモバイル性を高めた。駆動時間は、本体付属のアルカリ乾電池利用時でA4原稿を連続250枚読み取れ、約5日間駆動可能。電池は充電池にも対応。なお、USB接続時はバスパワー駆動となる。

セキュリティ面については、スキャンデータを接続端末に直接転送することで、端末内にデータを残さない仕様としている。読み取り速度は8.5秒/枚で、「DS-30」から35%高速化した。また、読み取り時の傾きを軽減する「給紙ガイド」も新たに装備する。

インタフェースはUSB/IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN。本体サイズはW296×D69×H43mm、重量は約515g。対応OSはWindows(Windows 8 / 8.1、RT版を除く)、Mac、iOS、Android。付属のスキャンユーティリティ「Document Capture Pro」、OCR対応の「名刺管理ソフト「やさしく名刺ファイリングエントリー4」はWindows専用。