京阪電気鉄道は4月1日から1年間にわたり、「宇治・伏見、水と歴史の、まちめぐり。」と題した宇治・伏見観光キャンペーンを展開する。観光資源が豊富な宇治と、良質な地下水に恵まれた醸造地として有名な伏見の魅力を広くPRするため、両エリアを結ぶ宇治線を中心に、さまざまな取組みを行う。

「宇治・伏見ギャラリートレイン」外観イメージ

おもな取組みとして、宇治線(中書島~宇治間)で「宇治・伏見ギャラリートレイン」を運行。10000系1編成(4両)の車内に、宇治・伏見の四季折々の風景写真を中吊り広告として展示するほか、ドア横の広告枠に宇治線沿線の地元施設の広告を掲出。車体外側のドア横にも、宇治・伏見の名所旧跡をデザインしたステッカーを貼付するなど、車両全体で宇治・伏見の見どころをPRする。キャンペーンテーマを記したヘッドマークの掲出も行うとのこと。運行期間は4月3日から2015年3月31日まで。

4月6日から5月6日までの土休日(12日間)限定で、淀屋橋~宇治間直通臨時列車「宇治・伏見 おうじちゃまEXPRESS」も運行。淀屋橋駅9時26分発・宇治駅10時24分着、宇治駅15時36分発・淀屋橋駅16時34分着の1日1往復運転される。途中停車駅は北浜、天満橋、京橋、中書島と宇治線内各駅。京橋~中書島間はノンストップ運転となる。宇治行列車の宇治駅到着時には、宇治商工会議所公認キャラクター「チャチャ王国のおうじちゃま」の出迎えと、宇治茶レディによる宇治茶の無料接待も予定している。

宇治線および中書島~伏見稲荷間の「フリー区間」の1日乗り放題と、京阪線各駅からフリー区間までの往復乗車をセットにしたお得なきっぷ「宇治・伏見1dayチケット」も、4月1日から2015年3月31日まで販売。発売額は発駅によって異なり、大人600~900円、小児300~450円となる(発売日当日限り有効)。チケットの提示で、宇治・伏見の提携施設で優待が受けられる特典が付く。