「ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義」(1,575円)

大阪大学出版会はこのほど、新刊書『ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問―穴からのぞく大学講義』(大阪大学ショセキカプロジェクト編)の発売を開始した。

アカデミックでユニークな回答が満載

同書は、大阪大学が擁する幅広い研究分野を魅力的に紹介し、学問の懐の深さと考える楽しみを伝える新しい出版&教育プロジェクト「大阪大学ショセキカプロジェクト」の一環として刊行。インターネットやテレビでも話題となった「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という一見矛盾した命題に、文理を問わず多彩な研究分野の同大学教員たちが挑んだものとなる。

常識を疑い、当たり前を覆すのが学問の醍醐味であり、同書は、ドーナツの穴から広がる奥深い知の世界に踏み込んだ、アカデミックでユニークな回答が満載の1冊となっているという。

回答例として、「どれだけ薄くドーナツの穴の部分を残して、切り取ることができるか」「ドーナツは食べてしまったけれど、穴がそこにあったという記憶は残る」 「そもそも人類にとって穴とはなにか」など、多数掲載。"ドーナツの穴"というライトな切り口から、考える楽しみを読者に届けるという。

A5判・並製・274ページで、価格は1,575円。