米AMDは13日(現地時間)、デスクトップ向けGPUの新モデルとしてミドルレンジの「Radeon R7 265」を発表した。北米における想定価格は149ドル。2月下旬以降に日本市場で発売を予定する。

Radeon R7 265

「Radeon R7 260X」の上位に位置するモデルで、Radeon R9シリーズとR7シリーズの間にある差を補完し、競合製品のラインナップに対抗するという。

R7シリーズの最上位モデルとなる

ほかのR7シリーズとのパフォーマンス比較

Radeon R7 260Xと比較して、ストリームプロセッサ数とメモリが強化されており、ストリームプロセッサ数は1,024基、メモリは256bit接続の2GB GDDR5となる。また、音響技術「TrueAudio」に対する記述がないことから、これを搭載する既存のRadeon R7 260X/260とは異なるコアをベースとしている可能性がある。

Radeon R7 265の仕様

Radeon R7 260X/260の仕様

一部のRadeon R9/R7シリーズ製品はRadeon HD 7000シリーズの製品をベースとして開発されているが、Radeon R7 265もRadeon HD 7850の仕様と重なる点が多い。

Radeon HD 7850の仕様

対応APIはDirectX 11.2、OpenGL 4,3、Mantle。このほか、AMD PowerTune technologyやCrossFire、Eyefinityといった技術にも対応する。

主な仕様は、SP数が1,024基、コアクロックは最大925MHz、メモリは256bit接続のGDDR5 2GB、メモリクロックは5.6Gbps(データレート)、補助電源ピンは6ピン×1。TDPは150W、PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDVI×2、HDMI×1、DisplayPort×1。