キヤノンは2月12日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot N100」を発表した。発売は4月下旬で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの直販価格は34,800円(税別)となっている。
Wi-Fi(無線LAN)接続機能を備え、スマートフォンやタブレット端末と連携したり、Facebook、TwitterなどのSNSへの手軽に投稿したりできるモデル。新たに背面モニターの上部に「ストーリーカメラ」(サブカメラ)が設けられ、「プラスムービーオート」での動画記録時に、メインカメラで撮影した映像の四隅にサブカメラで記録した映像を小窓(ワイプ)で表示させられるようになった。赤ちゃんの成長記録動画を撮りつつ、撮影者の表情を同時記録したりすることが可能だ。
また、新機能としてストーリー性の高い動画をカメラが自動編集してくれる「ストーリーハイライト」機能を搭載。笑顔の度合いや顔サイズなどで感情の動きをカメラがタグ付けし、選択した条件に応じて1本の動画に自動編集してくれる。機能を利用するには、カメラ背面の「ストーリーハイライト」ボタンを押せばよい。
主な仕様は撮像素子が有効約1,210万画素の1/1.7型CMOSセンサーで、レンズが焦点距離24~120mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、開放F値がF1.8~F5.7、対応感度がISO80~ISO6400となっている。
背面のモニターは約92.2万ドット・3型の液晶(タッチパネル方式)で、動画の記録形式がMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約330枚。
サイズはW104.5×D35.8×H67.5mm、重量は本体のみで約252g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約289g。