Google Japanは、福島第一原子力発電所の事故により、帰宅困難区域、移住制限区域、避難指示解除準備区域に指定された田村市をストリートビューに追加した。これにより、福島県内の避難指示区域に指定された全市町村で、ストリートビューが閲覧可能になった。
避難指示区域でのストリートビュー撮影は、同社が2011年7月に開始した「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環として行ったもの。同プロジェクトでは、東日本大震災で被害をうけた岩手県、宮城県、福島県などのストリートビューを撮影・公開している。
そのうち福島県内の避難指示区域については、2013年3月に浪江町のストリートビューを公開し、それ以降も5月に飯舘村、葛尾村、川内村、田村市、楢葉町、南相馬市を公開するなどストリートビューの撮影・公開を続けてきた。
そして、2014年1月31日に田村市を公開したことで、福島県内の避難指示区域に指定された全市町村の様子をストリートビューで閲覧できるようになった(ただし一部地域を除く)。対象エリアは以下の通り。飯舘村、葛尾村、川内村、田村市、楢葉町、南相馬市、川俣町、大熊町、双葉町、富岡町、浪江町。