ソニーは1月29日、ルネサス エレクトロニクスの鶴岡工場(ルネサス山形セミコンダクタが所有)を取得することを発表した。取得金額は75億1,000万円。同工場はソニーセミコンダクタの山形テクノロジーセンターとして、CMOSイメージセンサーの生産拠点となる。
ソニーはイメージセンサーの総生産能力を現在の約60,000枚/月から約75,000枚/月に増強する中長期計画を持っており、生産拠点の再編を進めるルネサスと意向が一致したことで、今回の合意に至った。
ルネサスの鶴岡工場は半導体前工程における12インチウエハの生産ラインを保有している。ソニーは同工場に約275億円の設備投資を行い、積層型CMOSイメージセンサーの製造設備に改造する。ソニーの投資金額は資産取得と設備投資を合計して約350億円を見込む。山形テクノロジーセンターにおけるCMOSイメージセンサーの量産開始は2015年4月を予定している。