米Googleは29日(現地時間)、米Motorola Mobilityを中国Lenovoに売却することで合意したと発表した。売却金額は29億1000万ドル。GoogleによるMotorola Mobilityの買収が完了したのは2012年6月で、買収金額は125億ドルだった。

Google公式ブログ

GoogleのCEO、Larry Page氏は同社の公式ブログにおいて、「Moto G」「Moto X」といった2014年のスマートフォン製品に満足を示しながらも、スマートフォンの市場は競争が非常に激しく、世界最大のPCメーカーであり、スマートフォンビジネスにおいても急成長しているLenovoの傘下に入ることがMotorolaの成長にとってベターである、と述べている。また、今回の決定により、GoogleはAndroid事業の発展により注力できるようになり、(Nexus 7など)他のハードウェアへの取り組みを変更することはないとしている。

LenovoはIBMからPC事業を買収した後もThinkPadブランドを維持したのと同様に、Motorolaのブランドを維持していくとみられる。

GoogleとMotorola Mobility開発したスマートフォン「Moto X」