フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、「ザ・ビートル」のリヤシートを露天風呂に改造した「The Beet湯」を作成し、オフィシャルサイトやYouTubeで公開した。「ザ・ビートルで、やりたいこと、やろう」プロジェクトの一環として、一般から公募した夢を実現したもの。

「The Beet湯」

フォルクスワーゲンは今年、「The Beetle キャラバンイベント」を展開してきた。全国の主要都市5カ所で、「ザ・ビートル」の展示を行い、会場にて、「ザ・ビートル」でやりたいことを夢として絵馬に書いてもらうキャンペーンを実施。6,500枚もの絵馬が集まり、その中の1つを実現させた。

その夢とは、「ザ・ビートルのリヤシートを露天風呂にして走りたい」というもの。この夢の実現のため、特別に制作された世界で1台の「The Beet湯」は、リアシートに檜張りの湯船を設置。発案者である前川さんは湯船に浸かると、「抜群に、最高ですね」と笑顔でコメントし、夢の体験を楽しんだ。

この夢の実現は、「銭湯富士」をモチーフとしており、舞台として山中湖と本栖湖が選ばれた。山中湖では分厚い雲に覆われたものの、8時間も待った末に富士山が姿を現し、富士山を見ながらの露天風呂が実現。本栖湖では快晴に恵まれ、珍しい「逆さ富士」を眺めながらの入浴となった。

前川さんは、「実現しないだろうと勝手に思っていたところだったのですが、こういう形で自分の夢以上のことが実現し、本当に感激しています。夢って、なにかしらつねに持っていれば実現するのではないかなって思えるようになってくるので、自分の子供たちにも伝われば良いなと思います」とコメント。夢の実現を満喫した様子だった。