米Googleは19日(現地時間)、有料で提供していたMicrosoft Office編集アプリ「Quickoffice」を無料化した。利用にはGoogleアカウントが必要。Google PlayおよびApp Storeよりダウンロードできる。

Google PlayのQuickoffice

App StoreのQuickoffice

「Quickoffice」は、iOS/Android向けのOffice編集アプリケーション。Microsoft Officeファイルの閲覧や作成、編集、PDFファイルの閲覧および注釈の追加などが可能。Googleドライブとも連携し、最大15GBのGoogleドライブストレージにファイルを保存し、各デバイスからアクセスする、といった使い方も可能だ。

従来、Quickofficeは、有料の「Quickoffice Pro」が14.99ドル、「Quickoffice Pro HD」が19.99ドル(いずれもGoogle Playの場合)で提供されていたが、名称を「Quickoffice」に統一し、無料で提供する。同時に、有料版はGoogle PlayおよびApp Storeから削除する。

また、無料化に合わせ、zipフォルダの作成やExcelでのグラフ表示といった機能改善や、アイコンの変更なども行われた。なお、iOS7には完全に準拠していないため、一部の機能が動作しない場合があるとする。

2014年3月31日以降、有料の「Quickoffice Pro」および「Quickoffice Pro HD」はストレージの利用が不可となる。また、2013年6月17日以降に「Quickoffice Pro」「Quickoffice Pro HD」を購入したユーザーは、50GBのGoogleドライブストレージが無料でプレゼントされる。