カシオ計算機は3日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」のラインナップにおいて、メタルと樹脂の特長を融合させた「MT-G」シリーズの新製品「MTG-S1000」を2モデル発表した。

シルバーモデルの「MTG-S1000D」は10月31日の発売予定で、価格は99,750円。ブラックモデルの「MTG-S1000BD」は11月30日の発売予定で、価格は120,750円。タフネス性能を追求し、メタルの重厚感や上質さを表現したという。

MTG-S1000D

今回の「MTG-S1000」では、G-SHOCKのタフネス性能とメタルの美しい外観を両立するために、メタルの耐久性を生かした新しい耐衝撃構造「コアガード構造」を採用。時計モジュールを樹脂製のインナーケースで覆い、ベゼルと裏ぶたを4本のパイプで連結したメタルフレームに浮かせるように収めることで、衝撃からモジュールを保護。

MTG-S1000D

コアガード構造

これにより、G-SHOCKの「SKY COCKPIT(スカイコックピット)」シリーズ(一部モデル)ですでに実装されている、衝撃/遠心重力/振動という3つの重力加速度に耐える強化構造「TRIPLE G RESIST」と合わせて、メタルの質感が引き立つ上質な外観を実現した。

レイヤーコンポジットバンド

各部のメタルパーツは、研ぎ澄まされた印象を醸し出すスタイリングも演出。ベゼルやバンドの一部にはザラツ研磨を施し、メタルの美しさを引き出している。

4層からなる立体的な文字板は、重厚感を表現。エッジが際立つシャープな時字を配置することで、メタルの輝きを感じさせるフェイスに仕上げた。また、メタルと樹脂のコンポジットりゅうず、耐振動性能を高めるメタル製ワッシャーを採用。機能性を向上させつつ、デザイン上のアクセントとしている。

メタルバンドの裏面は、「ファインレジン」を組み合わせたレイヤーコンポジットバンドになっている。ファインレジンはポリアミド樹脂の一種で、軽量かつ高い耐久性を誇る。これにより、全体の重さを抑え、優れた装着感を実現した。