自分でも周りの方でも、「びっくりした異動辞令」を見たことはありますか?

長く会社に入れば同じ部署にとどまることはまずないですし、異動をきっかけに自分のキャリアが大きく動くことも多いはず。ですが、自分が思っていた通りの辞令がおりるとは限りません。マイナビニュース会員500名に、「周りで起こった"びっくりした異動辞令"について聞いてみました。

Q.自分でも周りの方でも、「びっくりした異動辞令」を見たことはありますか?


はい 13.2%
いいえ 86.8%


■びっくりするほど大抜擢
・「上司と部下がひっくり返った」(33歳女性/その他/事務系専門職)
・「新人が入社3カ月で異動! 理由は"こっちの部署の方が向いているから"と見抜かれて…それからもう8年くらいたったけど、その子は部署のエースになってます」(30歳男性/小売店/事務系専門職)
・「いきなり部門長任命、かつ北海道へ転勤」(27歳男性/自動車関連/技術職)



■びっくりするほど遠方に
・「友達のお父さんが、いきなりタイに行くことになったこと…もういい歳だったのでかわいそうだった」(31歳女性/小売店/販売職)
・「IT系の会社なのに久米島に異動になった同僚…久米島にはインターネットがつながっていない地域があるのにどうやってITの仕事をするのだろうと思いました」(30歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「東京勤務で九州に転勤させられ、その仕事が終わったら北海道に転勤させられた人が、東京に立ち寄って文句を言っていた」(64歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)



■びっくりするほど急すぎる
・「友人が出張命令を受けて出かけていったら、異動の辞令が先回りしていた」(61歳男性/その他/その他)
・「明日異動という辞令」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
・「2週間前くらいに、海外転勤…インドネシアかどっか」(39歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)



■びっくりするほど畑違い
・「事務職の人がいきなり調理のシェフに異動になった」(34歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「機械系に関する知識が全くないのに、設備・治工具の設計を主業務とする部署に異動…習得期間は特に設定されておらず、即戦力として要求された」(26歳男性/自動車関連/技術職)
・「人事の所属長(女性)が、1つ降格してドライバー管理の部門に移ったこと…スポーティーな格好でたまに車運転してるのを見ると変な感じ」(25歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)



■びっくりする事情がありそう…
・「危険事前対応部門ができて、50歳位のおじさん1人だけが異動配属となった…地震があった際の行動マニュアルなど、基本なものがまとめ上がったのち、おじさんは退職し、部門もなくなった…結局はお払い箱的な一時的な部門だった」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「取引会社所長が突然研修施設に回され、数年後にまた営業所へ帰ってきたが、席がなく応接室だった」(57歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「本社でバリバリ働いていた人が、上司と意見が合わずに子会社のパートがやっている部署に異動させられていた」(33歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「可愛い後輩の女の子が、突然の社長秘書へ」(33歳男性/通信/事務系専門職)



■その他びっくり
・「異動発表があり、あいさつにも来たのに、その発表が誤りだったと撤回された…そんな間違いあるの?」(31歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「痴漢行為による退職辞令」(41歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「昔ですが、海外赴任の辞令が出て、ワンマン社長の一言で午後にはそのプロジェクト自体が中止になった」(61歳男性/建設・土木/技術職)



■総評

「びっくりした異動辞令」を見たことがある人は全体の13.2%でしたが、その内容はドラマや映画顔負けの劇的なものばかり。内容も、良いものから事情がありそうなものまで、バラエティに富んでいました。

抜擢系については、若くして見抜かれる…というパターンが多く、遠方に行く場合や事情がありそうな異動はベテラン社員に多く見られるよう。「上司に取り入って出世」「上司ともめて異動」という真逆のパターンもあり、良くも悪くも組織内でうまく動くことの重要性が表れています。

もちろん、そんな怖い会社ばかりではないですし、同じ会社にずっと留まっている必要性もないでしょう。もし自分がびっくりするような異動辞令を受けたら…それをきっかけに、どう働きたいか改めて考えてみることもいいのかもしれません。

調査時期: 2013年7月17日~7月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性226名 女性274名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート