SSS合同会社は20日、東北地方応援キャラクター「東北ず­ん子」のボーカロイド化プロジェクトが同日開始されたと発表した。30日間で500万円を集めるこ­とを目標に、クラウドファンディングサービス「Anipipo」にて、ユーザーからの支援を募集している。  

東北地方応援キャラクター「東北ず­ん子」

「東北ずん子」は、東北名物の"ずんだ餅"をモチーフとした版権フリーのキャラクター。東北地方の応援を目的に同社が展開しているもので、東北に本社を置く企業や、東北を応援したいクリエイターであれば、事前申請なしにイラストを無償利用できるのが特徴。キャラクターデザインは江戸村ににこが手掛けた。

同キャラクターはこれまで、「ボイスロイド化プロジェクト」(450万円)や「MMDモ­デル(3DCGモデル)化プロジェクト」(57万円)をファンの支援によって成功させており、「東北ず­ん子」のボイスロイド、3DCGモデル、イラストなどを利用したユーザーによる動画作品が「ニコ­ニコ動画」で500万再生を突破するなど、高い人気を誇っている。

今回、ボーカロイド版「東北ずん子」の歌声を担当するのは、2012年9月に発売したボイスロイ­ドの音声と同じく、アニメ『けいおん!』の田井中律役、アニメ『氷菓』の千反田える役などで知られる仙台出身の声優・佐藤聡美。本プロジェクトが成立した場合には、「東­北ずん子」のボイスロイドの開発を担当したAHS社からボーカロイドが発売される予定となっており、「喋れて、踊れて、歌える」キャラクターが誕生することとなる。