東芝は6月5日、「タイムシフトマシン」機能を搭載するブルーレイディスク(BD)レコーダー「レグザサーバー DBR-M490」を発表した。発売は6月20日。価格はオープンで、推定市場価格は170,000円前後。

レグザサーバーの第2弾「DBR-M490」

タイムシフトマシンは、指定したチャンネルの全番組をHDDに一定時間蓄積する機能。DBR-M490は、2011年12月に発売された「DBR-M190」「DBR-M180」に続くレグザサーバーの第2弾だ。タイムシフトマシン専用に搭載されているチューナーは従来と同じ6基だが、そのうち3基は地上デジタル放送だけでなく、BS/110度CSデジタル放送にも対応している。

タイムシフトマシン専用のHDDは4TBの容量で、DR/AVC最高画質/AVC高画質/AVC中画質/AVC低画質/AVC最低画質の6つの録画モードを利用可能だ。6基のチューナーをすべて使用した場合、DRモードでは地上デジタル放送を約3.5日、BS/110度CSデジタル放送なら約2.5日分を録画できる。AVCモードでは最高画質で約5日、高画質で約7.5日、中画質で約10日、低画質で約15日、最低画質で約17日分の録画を行える。

タイムシフト用HDDは、USB HDDによって増設が可能だ。ただし、USB HDDを接続した場合、単純にタイムシフト領域が増えるのではなく、タイムシフト専用チューナーのうち最大2チャンネル分をUSB HDDに割り当てる。USBの規格は2.0。

DBR-M490の背面端子。タイムシフト用と通常録画用、それぞれ専用のUSB HDD接続端子を備える

通常録画用には、地上/BS/110度CS放送に対応したチューナーを3基搭載。3番組の同時録画が可能だ。通常録画用のHDD容量は1TB。また、通常録画用のチューナーと通常録画用のHDD領域を使用したタイムシフト機能も搭載。2チャンネル分までのチューナーと通常録画用のHDD領域の一部をタイムシフト用として割り当てることができる。この場合の録画モードはDRモードのみ。最大で75%までのHDD領域をタイムシフトマシン用に割り当てることが可能で、2chを割り当てた場合、地上デジタル放送では約48時間、BS/110度CSデジタル放送では約34時間分の録画が可能だ。

DBR-M490のリモコン

通常録画領域もUSB HDDによる増設が可能だ(USB 2.0)。最大で4TBまでのHDDを4台まで同時接続できる。また、8台までのHDDを登録することが可能だ。なお、USBで増設した領域はタイムシフトマシン用としては利用できない。

「レグザ Z7」シリーズなどにも採用されている「ざんまいプレイ」機能も搭載する。視聴中、または再生中の番組に関連する番組や、特定の条件にマッチする番組をリスト化することが可能。より広がったタイムマシン内の番組から、好みの番組を効率的に探すことができる。

本体サイズはW430×D336×H80mm(突起部含む)で、重量は約6.4kg、消費電力は67Wとなっている。