NVIDIAは31日(現地時間)、ノートPC向けの最新GPU「GeForce GTX 700M」シリーズを発表した。Keplerアーキテクチャをベースとした製品で、GeForce GTX 780M/770M/765M/760Mの4製品をラインナップする。「GeForce GTX 700M」シリーズを搭載した製品は各PCメーカーから順次発売する予定。

「GeForce GTX 700M」シリーズ

TSMCの28nmプロセスで製造するKepler世代のコアを採用する。最上位モデルGeForce GTX 780Mは、1536基のCUDAコアを備える、動作クロックは823MHz、メモリクロックは2500MHz、メモリは256bit接続の4GB GDDR5。

GeForce GTX 770Mは、CUDAコア960基、動作クロックは811MHz、メモリクロックは2000MHz、メモリは256bit接続の3GB GDDR5。

GeForce GTX 765Mは、CUDAコア768基、動作クロックは850MHz、メモリクロックは2000MHz、メモリは128bit接続の2GB GDDR5。GeForce GTX 760Mは、GeForce GTX 765Mから動作クロックを657GHzに引き下げている。具体的にどこまでクロックをブーストできるかは明かしていない。

「GeForce GTX 700M」シリーズのスペック比較

いずれのモデルも最新のブースト技術「GPU Boost 2.0」に対応。GPUの温度に応じてGPUクロックを動的に変化させるほか、コア電圧を昇圧してより動作クロックをより高く引き上げることが可能。

従来モデルから30%~50%のパフォーマンスが向上したという

Haswell搭載の内蔵GPUと比較しても大きな差があると説明する

このほか、プレイするゲームに合わせて画質や効果を自動で設定する「GeForce Experience」、省電力技術「Optimus」を備える。