長時間のデスクワークが、私生活にも影響を与えている!?

ネオマーケティングは2月22日~25日にかけて、20代~50代のシステムエンジニア職と営業職の男性各250名を対象に「デスクワークに関する意識調査」を実施した。

最初に、1日の平均的なデスクワーク時間を尋ねたところ、営業では6時間以上の人が21.2%なのに対し、エンジニアは86.8%と4倍以上の差があることが分かった。特にエンジニアでは73.6%の人が、長時間のデスクワークによって不調を感じているようだ。

また、長時間のデスクワークによって「イライラ」や「疲労」を感じたことがあるか尋ねたところ、87.6%の人がどちらかを経験、又は両方を経験したことあると回答した。

長時間のデスクワークで約9割の人が「イライラ」と「疲労」の少なくともどちらかを感じている

実際に「イライラ」や「疲労」が原因で、私生活でどんなトラブルあったか聞いたところ、40.9%の人が「帰って寝るだけの生活になってしまう」と答えた。他にも、「休日を充実して過ごせない」(36.3%)、「友人等と遊ぶ時間がなくなってしまう」(14.8%)、「恋人や妻とケンカをしてしまう」(14.6%)などというトラブルを経験しているようだ。

疲労で私生活が充実できないほか、「イライラ」で恋人や妻とケンカしてしまうケースも少なくない

デスクワークの疲労で笑顔も少なくなる

具体的に「デスクワーク」の対策に何をしているのか質問したところ、一番多かったのが「特に何もしていない」で50.6%だった。対策をしている人の回答では、「定期的な運動」が58.4%と過半数を占めた。続いて、「椅子への工夫」(16.2%)、「服装の工夫」(9.3%)、「PC用眼鏡をかける」(7.7%)、「インナーの工夫」(5.7%)などがあがった。

カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会正会員で、あきカイロプラクティック治療室の檜垣暁子先生に、デスクワークが身体に及ぼす影響を伺った。

――なぜデスクワークをしすぎると疲れるのでしょうか?

檜垣先生「背骨や筋肉への負担を考えた時に、背骨のS字カーブがバランスよく骨盤の上で保たれた状態がよいのですが、座る姿勢は立つ姿勢よりも負担が大きくなります。さらに、デスクワークでは身体を動かす機会が少ないため、筋肉を大きく動かすこともなく、更に筋肉が緊張します。

また、長時間同じ体勢でいることで筋肉を使わず動かさないと、足への負担が増加します。この状態では顔の筋肉も緊張しやすくなるので、顔色が悪くなったり、表情がひきつり、笑顔が少なくなったりもします」

着用することで負担を軽減できる

――対策としてどんな方法がありますか?

檜垣先生「有効な対策として、デスクワークの途中や休憩の際に、立ち上がって伸びをしたり、肩甲骨を動かすなどの体操ができればよいのですが、忙しい方々が多く、それらを実行できる人ばかりではありません。そういった方々にとっても、圧着式(コンプレッション)のインナーなどは便利なアイテムだと思います。

また、筋肉のサポートとしても機能する商品であれば、体操になかなか時間を割けない方々の強い味方ではないでしょうか。着心地の良いものであれば、デスクワーク時の不快感も軽減させ、身体への負担の軽減に役立つと思います」。

――ありがとうございました。

圧着式のインナーは、スキンズといったメーカーがあり、マラソンや水泳などのプロアスリートも、パフォーマンスの向上やリカバリーを促すアイテムとして活用しているもの。

スポーツモデル以外に、仕事やオフタイムでの着用をコンセプトにしたモデルもあるので、手軽にリカバリーしたい人は試してみてはいかがだろうか。