子どもができて夫への愛情は変化した?

夫婦の愛の結晶、赤ちゃん。このかけがえのない存在は、夫との絆をさらに強める……ばかりでもないらしい。マイナビニュース会員のうち、子どもがいる、もしくは現在妊娠中の既婚女性123名に、子どもができてから、夫に対する愛情は変わったかどうか、聞いてみた。

「子どもができてから、夫に対する愛情は変わったか」を尋ねたところ、「変わった」が41.5%、「変わらない」が40.6%とほぼ同じ割合となった。それぞれに、その理由を教えてもらった。


■子ども>>>ダンナに
・「子どもが第一優先で、こればっかりは仕方がない! 世話してあげないと子どもは何もできないから……そのうち手が離れたらまた変わるのかも」(35歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「子どもが一番になったから」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「愛情のほぼ100%が子どもに移行した」(36歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「主人のことにかまってられない」(44歳女性/その他/その他)



■子どもに対する態度で関係悪化
・「子どもに対してひどいことを言ったのを聞いて、この人とは分かり合えないなと思ったため」(25歳女性/電機/事務系専門職)
・「子どもに気持ちが全部行ってしまい、夫はうっとうしいだけ……夜泣きやおむつの交換など、夫はほとんど手伝ってくれなかった」(36歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)



■180度転換してしまった愛情
・「興味がなくなったから」(24歳女性/その他/その他)
・「頼りなく見えるようになった」(27歳女性/食品・飲料/営業職)
・「夫が気持ち悪いから」(30歳女性/食品・飲料/技術職)



■いい意味での「変わった」も
・「夫が家事や出産・育児の準備にとても協力的で、子どもが生まれるのをとても楽しみにしてくれているので、嬉しかったから」(26歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「一緒に子育てをすることで、一層絆が深まったから」(34歳女性/その他/秘書・アシスタント職)
・「男性としての魅力より、父親・一家の主としての魅力の方が強くなった」(32歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「父親としても尊敬できる」(31歳女性/医療・福祉/専門職)



■「変わらない」という意見
・「妊娠前も後も相変わらず好きな人、という気持ちだから」(27歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「男と女であることに変わりはないから」(38歳女性/不動産/事務系専門職)
・「夫は夫、子どもは子どもなので何も変わらない」(34歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「より仲良くなった」(36歳女性/情報・IT/技術職)
・「それぞれの役割は増えたが、愛情は変わらない」(34歳女性/その他/その他)



■愛情は変わらないけれど……
・「愛情は変わらないが一緒にいる時間は短くなった」(28歳女性/食品・飲料/営業職)
・「相手する優先順位は子どもが上だが、愛情の深さとは別」(34歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「夫は、私に対しては変わらないが、子どもに対しては凄まじい愛情のようで引く」(28歳女性/商社・卸/事務系専門職)



■総評
夫に対する愛情が「変わった」も「変わらない」もほぼ同じ割合となった。同様の男性編アンケートでは、半数以上が「変わらない」と答えていたことと比べると、女性のほうが子どもの存在によって夫への愛情が「変わった」と感じている人が多いようだ。

「変わった」という回答では、今まで夫へ注がれていた愛情がすべて子どもに行くようになったという発言が多く見られた。子どもがとにかく最優先で、絶対的な存在になるあまり、夫は「二の次になった」「かまってられない」「うっとうしい」存在へと格下げ、究極は「興味がなくなった」「気持ち悪い」という悲しい声も……。

もちろん、子どもがうまれたことで愛情がより深まり、いい意味で「変わった」と感じる人もいた。"お父さん"や"育児のパートナー"としての夫は、夫婦2人のうちは知ることができなかった姿。相手の良さを再確認する絶好の機会となり、そうなれば男性もますますやる気がアップし、夫婦双方にとって幸せな状態だといえる。

(文・アリウープ 中嶋絵里)


調査時期: 2012年12月11日~2012年12月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性123名
調査方法: インターネットログイン式アンケート