東芝は8日、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器向けに、 半導体技術協会(JEDEC)が規定する組込式ストレージメモリ標準規格「UFS」(Universal Flash Storage)インタフェース搭載した、組込み式NANDフラッシュメモリ「THGLF0G9B8JBAIE」のサンプル出荷を開始したと発表した。

THGLF0G9B8JBAIE

UFSはJEDECが規定する組込式ストレージメモリ標準規格。転送速度は300MB/s。

「THGLF0G9B8JBAIE」は、OSベンダ、ホストチップセットメーカーがUFSインタフェース評価・プロトコル確認を行うために開発。

JEDEC UFS Ver. 1.1規格に準拠したインタフェースを搭載するため、書込みブロック管理やエラー訂正、ドライバソフトウェアといったフラッシュメモリの制御機能をユーザーが開発する必要がなく、開発期間の短縮につながるという。

ストレージの容量は64GB、インタフェース速度は送受信それぞれ2.9Gbps/レーン。パッケージサイズはW12mm×D16mm×H1.2mmのFBGA。