自宅での調理回数、週5回以上が8割に

ニチレイフーズはこのほど、「現代女性の食卓調査」の結果を発表した。同調査は1月7日~9日、20~59歳の自宅で夕食の献立の調理を週2回以上行う女性1,034名を対象に、インターネットによるアンケートにて実施した。

調理回数を増やしたい理由は「費用」「健康」「献立バリエーション」

一週間での調理回数を聞いたところ、7回が44.5%、6回が24.9%、5回が14.3%となり、8割以上(83.7%)が、週5日以上調理していることがわかった。

さらに今後調理回数を増やしたいかという質問に対しては、「増やしたい」と考えている人(「増やしたい」「やや増やしたい」の計)が平日20.4%、休日22.5%と、「減らしたい」と考えている人(「減らしたい」「やや減らしたい」の計)の平日10.5%、休日17.0%を上回り、毎日の食卓を自宅で調理したいという意識の高さがうかがえる。

調理回数を増やしたい人は、減らしたい人より多い

調理回数を増やしたい理由としては、節約志向の高まりを受けてか、「費用を抑えられるから」が平日81.5%、休日83.7%とともにトップ。2位以下には「健康によいから」「献立をいろいろ変えられるから」が続き、費用面だけでなく健康や献立のバリエーションをメリットに感じていることがわかった。

調理回数を増やしたい理由は「費用」「健康」「バリエーション」

「一汁三菜」の認知率は96.4%だが、現実の献立は「0.87汁2.37菜」

日本に古くから伝えられており、健康的な献立構成の目安ともいえる「一汁三菜」。この言葉を知っているかを聞いたところ、「知っている」69.4%、「なんとなく見聞きしたことがある」27.0%で、ほとんどの人が聞いたことはあると回答した。

「一汁三菜」の認知率は100%近い

その一方で、普段の夕食の食卓について聞いてみると、平均して「0.87汁2.37菜」という結果で、おかず1品が不足しがちという実態がうかがえる。

さらに、年代や職業別にみてみると20代の8割以上(82.1%)、フルタイムで働く有職主婦の7割以上(72.1%)が2菜以下しか作っておらず、若い世代や仕事で忙しい女性ほど、「一汁三菜」が実現できていない結果となった。

若い世代や忙しい女性ほど「一汁三菜」が実現できていない

「一汁三菜」、実践したいができていない人が6割以上に

「一汁三菜」の今後の実践意向を聞いたところ、9割以上(94.0%)の人が実践したいと回答。しかし実情は、「すでに実践しており、今後も実践したい」が33.0%、「実践したいと思うが、現在はできていない」が61.0%という結果となり、実践はしたいものの、 3分の2の人はなかなか行動に移せていないということがわかったという。

「一汁三菜」を実践したい人は9割以上だが、実践者は3分の1に