ニコンは1月29日、デジタルカメラ「COOLPIX L」シリーズの新モデル「COOLPIX L820」「COOLPIX L28」を発表した。発売はいずれも2月で、価格はオープン。推定市場価格はL820が35,000円で、L28が13,000円だ。

いずれも単3形電池での動作に対応するモデル。

30倍ズームレンズと裏面照射方式CMOSセンサー搭載の「COOLPIX L820」

「COOLPIX L820」

COOLPIX L820は、2012年2月に発表された「COOLPIX L810」の後継モデル。L810では26倍だった光学ズーム倍率が、30倍へと向上。遠くの被写体をより大きく捉えられるようになった。解像感を損なわないようにデジタルズームを行う「ダイナミックファインズーム」では、60倍相当までのズームが可能となっている。手ブレ対策は、レンズシフト式の手ブレ補正+電子式手ブレ補正を採用。

また、撮像素子には集光効率の高い裏面照射方式のCMOSセンサーを搭載。暗くなりがちな望遠撮影時や夜景撮影時、室内での撮影時でもノイズを低減した撮影が可能となっている。

主な仕様は、撮像素子が有効1,605万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)で、レンズが焦点距離22.5~675mm(35mmフィルム換算時)の光学30倍ズーム、対応感度がISO125~ISO1600(オート撮影時にISO3200を利用可能)となっている。背面のモニターは3型・約92万ドットの液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約65MB)。

バッテリーは単3形電池×4本を使用する。CIPA準拠の撮影可能枚数は、アルカリ乾電池使用時で約320枚だ。

サイズは約W111×D84.5×H76.3mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約470gとなっている。

2,005万画素CCDと光学5倍ズームレンズ搭載の「COOLPIX L28」

「COOLPIX L28」

COOLPIX L28は「COOLPIX L26」の後継モデルで、スリムボディに光学5倍ズームレンズを搭載。撮像素子は2,005万画素CCDが採用されており、解像感の高い写真を撮ることができる。L26と同様に、撮影シーンをカメラが判別して、最適な設定を適用する「らくらくオート撮影」も備えられており、初心者でも手軽に撮影可能だ。ブレ対策機能は、電子式手ブレ補正を採用。

主な仕様は、撮像素子が有効2,005万画素の1/2.3型CCDで、レンズが焦点距離26~130mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、対応感度がISO80~ISO1600となっている。背面のモニターは3型・約23万ドットの液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約25MB)。

バッテリーは単3形電池×2本を使用する。CIPA準拠の撮影可能枚数は、アルカリ乾電池使用時で約280枚だ。

サイズは約W95.4×D29×H59.8mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約164gとなっている。